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ついったSS格納。今のところここまでで全部です。

 

陽子「もうこっちでいいかなと思いました。アルバさんが冷たいから(ぷすー)」

でも狼アルバさんちょっとかわいいと思ってる(・ω・*)

狐陽子や狼陽子もそのうち書く……。
狐陽子は偉そう。アルバさんも小僧扱い。
狼陽子はわるい子。派閥:無頼徒。趣味:えっちい悪戯(対象は老若男女問わず)。


事後の甘やかな余韻のなか、アルバートの腕とふとんにくるまれ、陽子は髪を撫でる手に目を細めた。
心地良さそうな、柔らかな声で呟く。

「アルバさんは、本物のアルバさんじゃないのよね」
「……え?」

ぴたり、とアルバートの手が止まる。

「ど、どういう意味だぃ?」
「だって、本物のアルバさんは、こんなに優しくないもの。
 それにアルバさんは、結局わたしを好きになってはくれなかったわ。……違って?」

ふんわりとした綿菓子のような甘い声で、陽子は呟く。
アルバートの外見も記憶も、すべて継承したはずの『狼』の顔が青褪めた。

見抜かれた。

偽者のアルバート・マクレガーに、この娘を胸に抱く権利は無い。
愛される理由もない。むしろ憎悪をぶつけられてしかるべきだ。

容赦のないゲームセット。
騙されていたお姫様は、夢から醒めてしまった。

「………………」

絶望を面にありありと浮かべたアルバート『っぽい誰か』に、だがしかし陽子は微笑んだ。
きゅ、と背に手を回し、アルバートにとてもよく似た身体を抱き締める。

「ねぇ、あなたの、本当の名前を教えて?」

彼女はひとつだけ間違えている。
本物のアルバートの記憶は、確かに陽子を愛していたと叫んでいる。
悪いな、おっさん。でも伝わらない愛情に意味なんてない。陽子ちゃんは俺が大切にするから、安心して眠ってろ。


「俺の名は、――――――」

 


 

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